ラミネートの加工法

・ホットラミネート加工

 ホットラミネート加工とは、一般的な「ラミネート加工」の方法です。主な特徴としては、フィルムのふち(透明か艶消し)が標準で5ミリ出ており、フィルムを開いて原稿を挟んだらラミネーターに挟んで加工を施します。フィルムのふちが5ミリ出ているため、それが水の浸入を防いでいます。しかし、完全防水ではなく、水没していると1日〜2日でふちから水が浸入してきます。完全防水と書いてあるサイトがありますが、そんなことは決してありません。あくまでも、防滴効果です。フィルムの厚さは、38μ・100μ・150μ・200μ・250μ・350μと様々です。ホットラミネートの表面はクリア・片面マット・両面マットがありますが、基本的に業務用ラミネーターのロールフィルムは、38μ・100μ・150μ・250μの加工が出来ます。200μ・250μ・350μの加工に関しては、パックフィルム(挟んでラミネーターに通す販売用フィルム)で加工も行っております。業務用フィルムと販売用のフィルムの境は基本的にないと考えてください。ラミネートの品質についてですが、あくまでもラミネーターとラミネートフィルムの加工温度のセッティングで大きく加工品質の差が出てしまいます。

・パック式ラミネート加工

 パック式ラミネート加工とは、よく見かける2枚1シート状のフィルムを加熱プレスラミネート機で、サンドイッチする加工の方法です。フィルムサイズは名刺サイズ〜A3ノビ版まで対応し、フィルム厚も50μ・70μ・100μ・150μと多種類あります。フィルム仕様も両面光沢・両面マット・片面光沢片面マット・捺印、記入可能ニューマットなどがあり、目的用途によってラミネート加工を使い分けて施します。
 ニューマットでラミネート加工をする事により、会員証・診察券などでは今まで印刷済みカードに、氏名・住所・必要事項記入後にラミネートフィルムをつけ、ラミネート機でラミネート加工を施さなければなりませんでした。しかし、ニューマットでラミネート加工済みのカードに必要事項を記入すれば、すぐその場で簡単にカードを発行出来るようになりました。この手間のかからない発行作業は、忙しい方々に何かと便利な事だと思います。

・ロール式ホットラミネート加工

 ロール式ホットラミネート加工とは、大判のロールフィルムを使って上下面加熱加圧ラミネート機で加工する方法です。フィルムサイズは横幅420mm〜1,100mm(A3版〜B0ノビ幅)まで対応し、長さは自由。フィルム厚は、32μ・50μ・70μ・100μ・150μ・250μと多種類あり、仕様も光沢・マット・エンボスなど様々です。通常は、大判ポスター出力後の大判ラミネート加工の時に使用します。又、長尺出力にとても適していると言えるでしょう。 最近、大判地図や重要図面・設計図等にラミネート加工を依頼する方々が増えて来ています。又、大判のジグゾーパズルにラミネート加工を依頼する方もいて、台紙ごとラミネート加工を施す事により、綺麗な仕上がりのまま保存する事ができます。ちょっとでも振動を与えるとバラバラになってしまうジグゾーパズルですので、なかなか難しいラミネート加工ですが、せっかく完成したジグソーパズルなのでラミネート加工で保存しておけば、インテリアとしてお部屋に飾る事もできますよ。

・ロール式コールドラミネート加工

 ロール式コールドラミネート加工とは、大判コールドフィルムを上面だけ、低温加圧ラミネート加工を施します。コールドフィルムには、いろいろな機能を持たせたフィルムがあるため、目的により使い分けしましょう。良く知られているのがUVカットフィルムです。UVカットフィルムは、UVカット薬剤で熱が加わると効果が薄れてしまうため、低温(45℃)で加工を施します。大判写真や駅貼ポスターなどによく利用されている加工法です。その他には、抗生物質が含まれているコールドフィルムも存在し、これらは、病院内の掲示版ポスターなどによく利用されています。抗菌作用によって、清潔が保てるようになっているので、衛生面に気を遣う場所に適しているのです。しかし、全体的にコールドラミネートフィルムは、ホットラミネートフィルムよりもフィルム単価が高価なので、ほとんどが看板屋さんのような専門業者が主に利用しているだけで、個人ではあまり利用される機会はありません。

・捺印・記入可能ニューマット

 今までのラミネートでも、書き込み可能なサンドブラストマットフィルムは存在しました。サンドブラストマットフィルムとは、砂を吹き付けて表面に凹凸をつけたものです。しかし、捺印やスタンプをするとインクがなかなか乾かず、擦れてしまったりして実用性があまりなかったフィルムでした。そのため、ラミネートフィルムの表面に紙を貼って、そのワクを印刷し、捺印等をしていたのです。
 しかし、ニューマットラミネートフィルムは、特殊な表面処理で水分などをしみこみやすくしたマットフィルムです。このフィルムは、紙とほぼ同等くらいにインクが乾くのが特徴。ですから、現在使用中のカードの裏面に捺印欄があっても、そのまま上からラミネートすればボールペンでスムーズに文字が書き込めますので、使用中のカードでも捺印欄を利用する事が可能なのです。ラミネートした上から捺印やスタンプ・書き込みなどが出来るので、診察券、特典スタンプカードや各種証明証などに大変便利と言えます。フィルムサイズは、名刺サイズ〜A3版まで在りますし、仕様も片面光沢/片面ニューマット・両面ニューマットなど様々です。(フィルム厚 100μのみ)

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最終更新日:2017/1/24

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